大地の恵み

このところワインにハマっていて、

前から好きだったけど、

もっと味や産地や生産年に興味を持つようになりました。

それで、わかったことがひとつ!

「ワインとは、降った雨をブドウが吸い上げて、
人間が個性を持たせたもの」

ぶどうを媒介とした雨を飲んでるのではないかということ。

降った雨が、そこの土地に濾過されて、
それをぶどうが吸い上げて、
気候や育て方によって味わいが変わる。
(品種はおいといて)

おいしいワインを飲むと、
それが感覚的にわかってしまった。

もっといえば野菜や肉だってそうなのかもしれないけど、

ワインの方がより、そんな感じがする。

雨を原料として実をならせたぶどうに、

とんでもない量の

人がかける世話と愛情と苦労と時間があわさって、

「ワイン」。

ワインに対する興味は、

マニアックで、感覚も知識も必要なので高尚な感じさえもするけど、

おいしいものを求める気持ちからこんなに発達したと思うと

人間って多趣味!欲望はんぱない!って尊敬のような気持ちさえします。

想像ですが、そこにはピュアな気持ちから発生した文化な感じがするので。

そういうところって人間のすばらしいところのひとつだよなあ〜と。

でも、人間が作れるものなんて本当は一つもなくて、

雨や土、ぶどうの木がないと何一つ生まれない。

だから、「大地の恵み」ってよくいうんだ〜と

実感を伴って理解しました。

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ていねいな料理

先日、ひとり時間をぶらぶら楽しくしているときに、

伊勢丹の「不二乃」さんでお昼からおとうふ料理のコースをいただきました。

(よくスーパーで見る「藤野」さんと同じお店って知ってました??)

お昼から大吟醸とお豆腐なんて普段はチョイスしないのですが、

たまにちゃんと仕事してあるお料理をいただくのはとてもいいですね〜

お吸い物にはいってるおとうふでさえ、

いちいち角がきれいで美しいし、

小茄子の切り込みの狭く均一な幅や、

ヘタのぐるりの始末など、

自分だとついついおろそかにしてしまうところが、

とても豊かな気持ちにさせてくれるものだと知りました。

ていねいさって普段からやってないとできないと思います。

そうしてゆっくりじんわりお食事をいただいた後は、

外の大階段のエスカレーターについた雨粒さえとっても可愛く見えて、

スイッチがはいったな!って思いました。

感謝!!

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自然のめぐみ

別荘での暮らしもどうにか人間らしくなってきました。

床があるって最高・・・!

それはおいといて、

ここでの暮らしのいいところはたくさんあって、

それを励みに工事をがんばっています。

なかでも、楽しくて実益があるのが、「仕掛け漁」。

網に魚のアラなどをいれておいて海に沈め、

ロープでくくっておきます。

すると、なんとたくさんのワタリガニやかさごが・・・!

仕掛けておいて、チェックしに行くときのワクワクは工事中のおたのしみ。

ロープをたぐりよせて引き上げる時、

ピチピチした動きや重みがあるか、ないか、

この瞬間がワクワク。

軽かったらガッカリ・・・

反応があればドキドキ・・!!!

わたしはカニが好きなのですが、

ここに来てワタリガニのおいしさに目覚めました。

小さくても、おなかに身がびっしり入っていて

味も濃いので、

たくさんとれたらとてもうれしい❤︎

ワタリガニの塩茹で

ワタリガニの塩茹で

凶暴なので扱いに注意ですが、

カニも必死ですよね。

ある日、カニが入ってましたが、

小さかったのでとりあえずそのままにしてまた沈めておいた時のこと。

今まで一番の大物がかかりました・・・!

それはタコさん!!

しかもかなりの大物!

4kgぐらい・・?

タコの仕掛け漁

上がってきたときは悪魔かと思いました。

ものすごい力で網をやぶって押してくるし、

動きがネチネチ力強くて、

生きているタコは相当こわいです。

ギャーギャー言いながら、

とにかくすぐに逃げていきそうになるので、

ブンブン振りながら家まで走り、

とりあえず洗濯機(二層式)にぶちこみました。

(寿司屋さんは洗濯機でタコを洗うと何かで読んだ気がしたので)

すぐに逃げていきそうになるので、

強水流でまわすまわす!

こんなに回されることがあるのかっていうぐらい、

タコが回っていました。

可哀想な気持ちがありますが、

こちらも興奮と食べたい気持ちで必死です。

5分ぐらいまわして止めてみると、

タコもぐったり。

先ほどまでの元気はゼロに。

その隙に、アイフォンで調べながらタコの急所(目の上)をざっくり出刃包丁で刺し、

御臨終いただき、

すぐに頭の中の内臓をさばきました。

出した内臓もドクンドクン

 タコの中身

閲覧注意 タコの中身

その後、はてどうしたものか、となり、

ものすごくヌメヌメしているので、

大量のお塩とともに、
またしても洗濯機で回しました。

しばらくすると、「キュっ」と音を立てそうなほど、

ピカピカになったタコ。

とりあえず、足を一本そのまま食べてみました。

生の釣りたてタコのお刺身

生の釣りたてタコのお刺身

それがなんとも甘くておいしいこと。

つい30ぷん前まで生きていた生物の足を食べているなんて

不思議な感じ。

でもとても感謝の気持ちが湧きました。

あとは軽く塩茹でして、

毎日ちょっとづつ食べました。

カルパッチョ、

タコぶつ、

タコカラ、

たこやき・・・・・・

一匹のタコが採れると、

なかなか長いこと食いつなげます。

自然のめぐみに感謝です。

また食べたい!

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亀屋良長にて

四条堀川のバンガローというクラフトビール屋さんよく行くのですが、
(今は19時閉店なので注意!)

ここはオープンエアだし、
銘柄によって価格を変えずに一律で良心的なのでおすすめです!

週2ぐらいは行ってるかも。

で、

先日なんとなくうばたまが食べたくなって、
お向かいの亀屋良長さんに寄ったときのこと。

このご時世で美術館や美しい建築物も見れず、
欲求不満だったのですが、

ひじょ〜〜〜〜うに満たされました。

まず、入ってすぐのところに掛け軸が3つあるのですが、

今の季節の美しさ、ゆかりのあるもの、それに合うお菓子、が

独特の琳派のような構図で描かれていて、

なんだかひさしぶりにときめいたな、とお菓子も見ずに

しばらく眺めていました。

そして辺りを見回すと、

普段は気づかなかったけど、

白木の香り、色と

床、壁の色がなんと美しく調和してることでしょう。

全体に曲線の空間で、やさしく丸い和むかんじなのに

要所要所でキリッと潔い直線が活きていて、

ものすごく心地いい。

木の角がスパッと落としてあるのにもキュン。

お菓子も、

色合いや形、季節感など

食べる目的以外に、

こんなにも目で、心で、

楽しんだことははじめてかもしれません。

壁にかかっている干菓子の型の巧妙な繊細さもため息ものでした。

はあ〜〜〜〜〜

和菓子ってかなり洗練された文化ですね。

簡略化されたデザインの中に、

日本人の超研ぎ澄まされてる洗練された感覚が濃縮している・・・!

しかも食べられる。

すごいことです・・・

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パンの耳が食べられるぜいたく

「LAND」というおいしいパン屋さんが荒神口にあって、

そこのクロワッサンがいちばん好きです!

ちょっと遠いのと、すぐに売り切れるのとでLAND不況がしばらく続いて

頭の中はパンでいっぱい。

よく、レシピのサイトに「HB」ってかいてあって、

「HM」はホットケーキミックス、

「HB」は?

うー、、なんだろう?

文脈を見ていくと

「HB」はホームベーカリーのことらしく、

調べたらHBはいろんなことができるっぽい。

クロワッサンも焼けるっぽい。

フランスパンっぽい食パンも焼ける、

残ったごはんでもっちりしたパンも焼けるみたい。

今までノーマークだったけど、

楽しみ要素多い家電なのでは?

で、買いました。

あんまり物を買わないようにしてるので、

すぐに飽きる性格も考慮し、

ハマった場合使いにくくないよう、

高すぎず定番でお手入れしやすいという商品を、

後悔しないよう機種を厳選。

(SD-BH103というパナソニックのものにしました)

結果、買ってほんとうによかったです。

みんなのブログに書いてあったように、

朝、パンが焼ける香りで目覚める幸せはすさまじいです

ちょっと前に起きて、

まだかまだか、と待っている時間もとってもたのしい♪

そして、本当の本当の焼き立てが食べられる機会は、

自分で焼くしかないな、って思います。

小麦の種類も山ほどあって、値段もぴんきり。

イーストや天然酵母もいろいろあって、

実験的に楽しめそう。

値段的にはお店で買うのと変わらないけど、

値段じゃなくて満足感が幸せなんだから、と

これに関してはお金をかけても良いことに決めました。

(けちけちしてるなあ)

失敗しない、信頼感もすてきです。

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